高さ制限1.5m!高輪架道橋へ行く【祝高輪ゲートウェイ命名記念】

 

 

 

 

イントロダクション

どうも。こんにちは。山本です。

 

「高輪ゲートウェイ駅」をご存知ですか。品川駅~田町駅の間に、2020年開業予定の駅です。

JR東日本が新駅名の公募を行い、1位が高輪、2位が芝浦、3位が芝浜であった事実を完全に無視し、得票順位130位の「高輪ゲートウェイ」を採用したことで、メディアで有名になった思います。

 

高輪ゲートウェイ駅、SNS上でもネットニュースでも評判がこれ以下が無いくらいに悪いですね。もうボロカスです。

 

開駅前からすでに人々から嫌われる悲しい運命を背負った駅。

私もあの駅名は駅版のDQNネームだと思いますが、流石にあそこまで嫌われると、逆に同情します。

 

生みの親が、周りの親類遠くの親戚商店街の占い師までに良い名前の助言を聞いて回った挙句、何一つ無視しキラキラネームつけたみたいなのに。本人には何も非は無いのに。

あそこまで社会からつまはじきにされている高輪ゲートウェイ駅は、絶対グレます。

高輪ゲートウェイ駅くんがガード下壁に落書きしたり、オリンピック観戦にやってきた外国人にトマトを投げつけたりする非行少年駅にならないよう、名前が気に食わなくても彼を温かく見守ってほしいです。(社会を明るくする運動)

 

それはそれとして、

「高輪ゲートウェイ駅」が受胎するはるか昔から、品川-田町の間には「ゲートウェイ」があります。

 

これが本物の高輪GWだ。

 

 

高輪架道橋とは

 

 

高輪架道橋は、品川駅-田町駅間にある、高さ制限1.5mのガードです。

1.5mなので、ハイエースやレンジローバー、あるいはN-BOXなどで通ろうとしたら、嫌でもJAFを呼ぶことになるでしょう。

線路をくぐるだけですが距離が230mもあり、かなり長いです。これは2013年までこの上に車両基地があったためです。

 

 

個人タクシーがここを通ろうとした際、ちょうちんが吹き飛んだことがあるらしく、

「ちょうちん殺し」というあだ名がついています。

ちょうちんを使った何かの能力っぽいですね。

 

なぜここまで低くなったかというのには理由があります。

 

明治時代に鉄道を敷いた時にはこの土地は海で、海に盛り土をした上に線路を作りました。

線路の下に道路を作ろうとした際、その盛り土の高さが不十分だった事と、道路を地中深く掘って通そうとすると海面下になってしまうので浸水する。とのことから低くなっていたようです。

新駅で消える山手線「低すぎるガード」の秘密 – 東洋経済オンライン

 

 

これが「高輪GATE-WAY」だ。

 

地図のとおり、この地下道は230メートルあります。中間で少しカーブがあるため出口の光が見えません。迷宮です。

そこが逆にテンションが上がります。

 

地下ダンジョンのMap1からMap2へステージを移動する通路をリアルで体験するような感覚があります。

中間地点のカーブで撮影しました。

海寄りの手前がより低くなっています。高さ制限1.5mですが、最も低い場所でも実際には1.6mほどあります。

陸寄りの奥は1.75m~1.8mほどありそうです。

 

自転車に乗ったままだと通行しようとすることは困難です。頭がぶつかります。

ウーバーイーツのお兄ちゃんも降りて移動していますね。

こんなブログのための撮影をしてる暇があったらウーバーイーツした方が良いという邪心がよぎりましたが、頭を激しく天井にぶつけることで邪心を取り払います。

 

歩道の反対側の排水溝からは常に水の流れる音がちょろちょろと聞こえてきます。

より一層地下ダンジョン感を盛り上げてくれます。

 

……

 

丁度、通りすがりの、人の好さそうなおっちゃんが来たので、撮影を頼みます。

 

明るい日中の観光地で記念撮影を頼むのは慣れており、これまで何度も行いましたが、今の私が他人に話しかけると

「都内の薄暗い地下道で黒い服を着た不格好な不審者からいきなり声をかけられる」

という状態になってしまうので、無視されるかと思いましたが、快く引き受けてもらえました。

 

最も低い場所はこんな感じ。結構低身長の私でも余裕で手が届きます。

 

男性でそこそこ背があれば、余裕で頭をぶつけてしまいます。

明治時代の日本人の平均身長が低かったから「これでいいや」と作ったのかもしれません。ドイツ人だったら浸水しようがもっと深く掘っていたと思います。

 

残念ながら、屋根のマークが吹き飛んでる所は撮影できませんでした。当たり前ですけど。

 

ナトリウムランプタクシーの位置関係が不自然です。感覚が狂います。

自動車を真横から照らすナトリウムランプなんてめったにありません。

 

壁の石は薄暗い地下道で通行人を見守っていました。

 

天井の低さは異様です。めったに体験できません。都内にあるなかなかの珍スポットなのではないでしょうか。

 

 

高輪架道橋への行き方

 

最寄は

泉岳寺駅から160m

JR田町駅から1.3km

JR品川駅から1.3kmです。

 

泉岳寺A4出口からなら2分で着きます。

 

 

地図の例は品川駅高輪口からのルートです。私はけちなので品川から泉岳寺までの私鉄の電車賃をケチりました。

 

高輪ゲートウェイ駅ができるためこの辺りも再開発が行われます。むしろ絶賛再開発中です。

時機は未定ですが、高輪架道橋は廃止となるそうです。

今のうちにぜひ。

 

 

撮影:2019.01.27

 

 

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2 Thoughts to “高さ制限1.5m!高輪架道橋へ行く【祝高輪ゲートウェイ命名記念】”

  1. Tetsuro

    この道は、時として通勤路です。(笑)

    1. 山本

      使われているのですか!平日はサラリーマンがかなり通っていますよね。

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